モロヘイヤの花芽分化からみた早期作型の限界

[要約]

 モロヘイヤ花芽分化からみたは種期の限界は、収穫物の着花率が1割程度となる4月中旬である。この作型は収穫開始が6月中旬となり、7月下旬までの収量が慣行作型と比べ、5割増加する。

[背景・ねらい]

 モロヘイヤは短日条件下で花芽分化するため、極端な早播きをすると花がつき、商品価値を低下させることが知られている。
そこで、新潟県におけるは種期と花芽分化の関係を確認し、モロヘイヤの花芽分化からみた作型前進の限界を明らかにする。

[成果の内容・特徴]

  1. モロヘイヤのは種日別収穫物の着花率は、3月16日以前のは種で100%であるが、3月27日は種より低下しはじめ、4月6日は種でほぼ50%となる(表1)。4月16日は種では10%程度となることから、実用的には4月中旬がは種の限界である。
  2. 2 4月中旬は種とすることで収穫開始が6月中旬となり、7月下旬までの収量も慣行作型の4月下旬は種よりも、およそ5割増加する(図1)。

[成果の活用面・留意点]

  1. は種はセルトレイ(144穴)で行い、は種後25〜30日で直径9cmのポットに鉢上げし、は種後40〜45日に定植した結果である。温度管理は鉢上げまでは20℃、定植までは最低 気温15℃を確保した。
  2. 低温や過乾燥等による生育の停滞は、花芽分化を起こさせるおそれがある。

[具体的データ]



[その他]

研究課題名:中山間地向け新規特産物の高付加価値化技術の確立 シシトウ、モロヘイヤ、カリフラワーの作型開発
予算区分:県単特別
研究期間:平成8〜10年度
発表論文等:なし

農業総合研究所中山間地農業技術センター

連絡先

TEL 0258-89-2330

FAX 0258-89-4315

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