新潟県農業総合研究所食品研究センター長

吉井 洋一 

 

 当センターは、1941年(昭和16年)に農村工業の育成、農家副業の振興等を目的に農村工業指導所として設立され、1958年(昭和33年)時勢の推移に対応し、農産物の利用加工に関する総合研究ならびに食品産業の技術指導を行うため、食品研究所と改称し、研究開発重視の機関へと大転換しました。
 1997年(平成9年)には県のアグロタンク構想により農業総合研究所食品研究センターと組織改正が行われ、穀類食品科、園芸特産食品科に加えて食品工学科を新設しました。また、2000年(平成12年)には研究交流棟を付置し、オープンラボ機能を充実するとともに100種類を超える機器貸し出しを開始し、産学官の研究拠点として体制整備を行ってきました。
 当センターでは農業及び食品産業の振興を図るため、@健康志向に対応した機能性食品の開発、A安全・安心な県産農林水産物等の高付加価値加工技術の開発、B農産物・食品の品質評価、C高鮮度貯蔵・流通技術の研究開発、Dヘルスサポート食品素材の開発など5つの重要テーマに取り組むとともに、食品産業関係業界を通じて最新技術情報の普及活動、工場指導等を通じた技術改善の相談・指導活動、さらには研究開発成果の学会等での発表や職務発明としての特許権の取得に取り組んでいます。
 新潟県の食品産業は製造品出荷額7,000億円で県内トップ産業であり、1兆円産業を目指しています。また、従業者数も第1位であり、本県の基幹産業としてますます重要度合いを高めています。
 これからも、当センターは研究成果の技術移転や企業等への技術支援等をさらに進展させるとともに、産学官連携をより一層強化し、農業総合研究所としての利点を最大限に活用して新潟県食品産業及び農業の振興と活性化を図っていきます。

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