活用技術 平成20年度
施設園芸栽培における塩類集積の要因とその簡易診断法
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[要約]
県内施設園芸土壌における塩類集積の主要因は硝酸イオンと硫酸イオンの集積である。両イオンの集積量はEC測定と小型反射式光度計により簡易に推定できる。
[背景・ねらい]
施設園芸土壌の適切な管理のために、問題となっている塩類集積の要因である成分を解明するとともに、その簡易診断法を開発する。
[成果の内容・特徴]
- 県内の施設園芸土壌における土壌EC(塩類濃度を示す数値)上昇の原因は陰イオン(リン酸イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン)の集積である(図1)。
- 集積している主要な陰イオンは硝酸イオンと硫酸イオンである(図2)。特に硫酸イオンは42%の土壌で過剰に集積している。
- 硝酸イオン(硝酸態窒素)と硫酸イオンの集積量はEC測定と小型反射式光度計(RQフレックス)により簡易かつ精度良く推定できる(図3、図4)。
硝酸イオンと硫酸イオンの集積量は次式により算出する
硝酸イオン(硝酸態窒素)Nmg/100g=RQ値(c)×希釈倍率(b)×0.113
硫酸イオン SO4 mg/100g=EC dSm-1(a)×236−RQ値(c)×希釈倍率(b)×0.3888
[成果の活用面・留意点]
- 硝酸イオンの集積には土壌中硝酸態窒素量に応じた窒素肥料の減肥、硫酸イオンの集積には硫酸根の少ないノンストレス型肥料の利用で対処する。
- 陰イオンの診断基準は「生理障害の診断法」(渡辺和彦 著、農文協)より引用した。
- 同一農家内でもハウスにより塩類の集積量は異なるので、診断はハウス毎に行う。
- 小型反射式光度計の取扱は「RQフレックスマニュアル Ver1.1」(平成18年12月 新潟県農林水産部)を参照する。
[具体的データ]



[その他]
研究課題名:有機物高度利用による環境負荷低減型バイオマス利用栽培技術の確立
予算区分:県単特別
研究期間:平成17〜19年度
発表論文等:なし
| 農業総合研究所 畜産研究センター 環境・飼料科 |
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| 農業総合研究所 園芸研究センター 環境科 |
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