ナメコ菌床栽培における貝化石、カキ殻添加による増収効果

[要約]

  ナメコ菌床栽培の添加材として、貝化石粉末、カキ殻粉末を培地全乾重の1%添加で無添加と比較して総収量が20%、16%増加する。特に、2、3番収穫に増収効果がある。
添加量は、貝化石、カキ殻とも1%添加が有効である。

[背景・ねらい]

  ナメコは、県内主要栽培きのこ作目のひとつであるが、ここ数年は、低価格傾向が止まらない状況にある。そこで生産現場からは、栽培経費節減のために低コスト、増収等の技術開発が求められている。
 そこで、貝化石粉末(貝類や魚介類等が海底で化石化した物を乾燥・粉砕した鉱物資源)、カキ殻粉末添加の試験調査を行い増収効果を明らかにする。

[成果の内容・特徴]

  1. 貝化石、カキ殻とも、特に2、3番収穫に増収効果がある。(図1、図2)
  2. 菌床培地に貝化石粉末を培地全乾重の0.5%添加で無添加(対照区)と比較すると総 収量が26%増収し、1.0%添加で20%増収する。(図1)  
  3. カキ殻粉末を0.5%添加で総収量が13%増収し、1.0%添加で16%増収する。(図2)  

[成果の活用面・留意点]

  1. 少量添加効果と培地充填時のバラツキを考慮し、添加量は共に1%程度が望ましい。  
  2. 一般に家庭園芸用として市販されているカキ殻は、カキ殻粉末(きのこライム)より 粒度が大きい物があり考慮する必要がある。  

[具体的データ]

[その他]

研究課題名:ニュータイプきのこ資源の利用と生産技術の開発
予算区分:国交付金
研究期間:平成8〜15年度
発表論文等:新潟県森林研究所研究報告第46号(2005)
森林研究所 きのこ・特産課 連絡先 TEL 0254-72-1173
FAX 0254-72-0019