平成14年度 農業総合研究所における研究課題とその内容 目次へ戻る

(研究方向と重点研究)
 農総研では、「技が光る豊かな食料生産をめざして」を目標とするアグロタ ンク構想の推進と「豊かな食と緑の故郷づくり」を目指す「にいがた農林水産ビジョン」達成に向けて @食の安全・安心を提供する環境に配慮した生産技術開発 A高品質を追求し、商品性の高い農作物の安定生産技術の確立  B複合部門導入など経営体質強化のための研究 の3つを主要研究推進方向に定め、平成14年度は次の6部門について重点的に取り組む。 

1.新潟米生産体質強化のための技術開発
2.複合営農推進のための技術開発
3.中山間・佐渡地域に対応した技術開発
4.環境保全型農業推進のための技術開発
5.食品産業振興のための技術開発
6.バイオテクノロジーの活用技術開発

1 新潟米生産体質強化のための技術開発
 (1)新潟米の高品質・良食味安定生産技術の開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 新潟米品質表示に対応した高品質米生産制御技術と適正食味評価法の確立

・全国に先駆けて実施されている「新潟米」品質表示制度を栽培技術の確立面 、消費者視点による米評価基準の設定により、さらに高度な実現性のものに位置 付ける技術を開発する。

作物研
県単経常
平13〜17

 優良種子の安定供給技術と発芽力迅速検定法の確立

・主要農産物の種子の休眠性、発芽性の機構及び年次・品種間差を把握し、優良種子の安定供給技術を確立する。

作物研
県単経常
平13〜15
 米の品質評価技術の確立

・米食味及び米の主成分について、簡便で信頼性の高い安価な測定技術を開発 する。また、新品種系統の品質・良食味特性を明らかにする。
作物研
県単経常
平13〜15
 主要農作物の育苗・栽培管理技術の改善

・水稲のより低コストで、気象変動にも対応した安定生産技術(育苗法、生理 状態把握法)を生理・生態面の解明から確立する。また、大豆・麦の高品質安定 生産法を確立する。
作物研
県単特別
平13〜16
 大豆跡水稲の安定栽培技術の確立と適応良質品種の早期開発

・水田の有効活用のため大豆跡コシヒカリの良質、良食味米生産技術を開発す る。また、大豆跡水稲で多発しがちないもち病に耐性のある良食味品種の選抜方 法を開発する。
作物研
県単経常
平13〜15
 主要農作物における難防除、突発的病害虫の発生予察と防除技術の確立

・環境保全的農業推進のために、病害虫の基本的被害解析や発生地域区分解析 を基に、細菌性病害、カメムシ類のように被害が局部発生する病害虫の発生予察 ・防除方法を開発する。
作物研
国補事業
平14〜17
 予察に基づくアカヒゲホソミドリカスミカメ防除体系の確立

・水稲早生品種を中心に拡大傾向にある斑点米発生を防止するため、現在不明 なの発生生態を解明し、発生予察に基づく適期防除対策及び減農薬防除技術を確 立する。
作物研


 (2)省力・低コスト・高収益生産技術の開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平12〜16

 低平地における自然圧を利用したパイプラインシステムの確立

・水利費等農家負担軽減のため、水田灌漑方式として普及が進んだパイプライ ン送水について、低平地で揚水機場不要な自然圧を利用した送水技術を確立する 。

基盤研究部
県単特別
平13〜15

 大規模経営支援のための画期的稲作新技術開発

・直播・移植技術含む低コスト技術と技術に対応した高品質・良食味・多収の 水稲品種を開発するために、栽培技術、新系統の適性検定・開発を行う。

作物研

 (3)多様な需要に応える品種開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平9〜

 水稲の基幹新品種の育成

・当県に適する良質・良食味、多収、耐病性で機械化適応性の高い優良品種を 育成する。

作物研


2 複合営農推進のための技術開発
 (1)地域農業システムづくりを支援する技術確立
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 簡易施設利用による1・2年生草切り花の作型開発

・稲作経営体からの新規参入が盛んになりつつある一・二年生切り花栽培にお いて、利用可能施設(育苗あとハウスなど)、稲作作業を考慮した品目・作型の 選定・開発を行う。

園芸研
国補事業
平11〜15

 複合営農支援のための地域型野菜生産システムの確立

・エダマメ、サトイモ等のブランド野菜の地域条件に対応した品種選定、有利 作型、育苗定植技術を確定し、複合経営戦略・モデルを策定実証。生産から販売 までの総合的野菜生産システムを確立。

園芸研、基盤研究部
国委託
平12〜14

 大豆の大規模生産における高品質安定生産技術の確立

・水田転作情勢に対応するため、現地に適合した営農的排水方法を実証し、新 晩生品種「あやこがね」を取り入れた地域別栽培技術、作期幅拡大技術を確立す る。

作物研、基盤研究部、食品研、高冷地農技、中山間農技、佐渡農技
国委託
平13〜15

 飼料イネサイレージの省力低コスト生産と栄養評価

・飼料用イネの直播等による省力・低コスト栽培や収穫調整体系、高品質サイ レージの給与技術を確立。土地利用方式や生産受委託を視野に入れた地域(耕畜 )連携生産利用システムを構築する。

畜産研、基盤研究部
県単特別
平14〜18

 地域流通を活かした複合営農推進のための水田高度利用技術の確立

・消費ー生産連携視点の農産物の地域流通システムを構築し、売れる商品づく りに必要となる技術を開発、転換畑において大豆と野菜作を組み合わせた作付け 体系を確立する。

基盤研究部、園芸研


 (2)県内農産物有利販売推進を支援する戦略技術開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 大規模経営に対応したチューリップの促成栽培と流通技術の開発

・長期(11〜4月)安定、低コスト・省力、花持ちの良いチューリップを大規 模栽培するために、ボックス栽培、養液栽培、品種別栽培法・出荷法技術を開発 ・体系化する。

園芸研
県単経常
平12〜16

 革新的な農業ビジネスの展開方向の解明

・水田作経営者のビジョン、ニーズ及び消費者ニーズを把握し、経営戦略を体 系化して、生産、販売、加工、サービス等多角的、企業的農業ビジネスの展開方 向を明らかにする。

基盤研究部
県単特別
平14〜16

 新しい食文化を創造する農産物のコミュニケーション型販売システムの開発

・農産物、食生活に関する情報提供管理システムと消費者からの情報の分析・ 活用システムを作り、双方向コミュニケーション型の情報サービスを付与した農 産物販売システムを構築する。

基盤研究部、企画情報部
県単特別
平14〜18
 ターゲット・マーケティングによる魅力的なコメ新商品開発

・将来的な新潟米の購買層である若者層に対してマーケティング調査を実施、 どのような消費をしているか 何が買おうと決めさせているかを明らかにし、そ れにあった新商品を開発する。

基盤研究部


 (3)地域の特性を活用したブランド品目の開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 カキ新品種「TN62-7」の栽培・安定化技術開発と加工特性の把握

・有望早生系統「TN62−7]の普及のため、その特性把握に基づく着果、 樹体管理及び脱渋法等生食用収穫出荷技術を開発するとともに、あんぽ柿等の加 工特性を把握する。

園芸研、食品研
県単経常
平13〜15
 ブドウ有望新品種の省力・生産安定技術の確立

・近年現地に導入の進む見込みのブドウ品種安芸クイーンやハニービーナスな どの省力・安定生産技術を確立し、難しいとされるせん定方法の簡便化を確立す る。

園芸研
県単経常
平14〜21
 にいがた園芸生産の牽引役となるオリジナル品種の開発と優良品種の選定

・本県園芸品目の市場優位性を確保するため、メロン、チューリップ、イチゴ 、ネギ、なしなどの新たなオリジナル品種を育成し、優良品種・種苗を選定する 。

園芸研


 (4)消費者ニーズに対応した園芸作物の高品質・作期の拡大・多様性の追求
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 西洋なし「ル レクチエ」の果実障害の防止・軽減対策技術の確立

・西洋ナシ「ル レクチェ」の評価を落とす渋味果・黒斑症の発生原因・伝染 環を緊急に究明し、樹体・結実管理、肥培・灌水・防除管理、収穫・追熟管理技 術を改善する。

園芸研
県単特別
平13〜15

 おけさ柿の芯黒果発生要因の解明と軟化防止技術の開発

・果頂がくぼむ、果実が軟化するなどして果実品質・保存性を低下させる芯黒 果の発生原因・伝染環を緊急に究明し、樹体・結実管理、肥培・防除管理、収穫 等管理・対策技術を改善する。

園芸研、佐渡農技
県単経常
平14〜16

 消費ニーズに対応した園芸作物の高品質・作期拡大技術の確立

・本県の園芸生産を戦略的に拡大するために、ユリ、サトイモ、ネギ、ダイコ ン、なしなどの新たな作型・技術を開発する。

園芸研


 (5)高収益・周年型を目指した園芸生産技術の確立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平12〜14

 施設内水分制御システムの開発

・苗の出来が決め手とされる果菜類について、育苗施設内における省力、効率 的な管理方法を、防根透水ポットを用いて底面吸水式栽培装置を中心に確立する 。

園芸研
県単特別
平13〜15

 高温期におけるパイプハウス栽培環境改善と新栽培体系の確立

・本県施設園芸生産の阻害要因の一つである7〜9月上旬の施設内過高温に対 して、換気、低コスト冷却法、熱線遮断・遮光資材利用技術を確立し、トマト、 ナスなどの新栽培体系を組み立てる。

園芸研
国委託
平14〜16

 にいがた園芸3割アップを支援する生産技術の確立

・高収益・周年型の園芸生産を省力に安定して実現するため、新潟園芸におけ る主要作物・品目の低コスト安定生産技術を確立する。

園芸研、高冷地農技、中山間農技


 (6)家畜の育種・改良、繁殖効率向上技術の開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平7〜14

 高能力豚の系統造成試験

・系統豚「ニホンカイ」に替わる新系統の作出のため、繁殖性等の選抜方法、 豚生体の肉質診断方法などを確立する。同時に、優良系統を選定する。

畜産研
県単経常
平12〜14

 新潟県産地どりの開発

・新潟が原産地である「蜀鶏(とうまる)」を種雄にした肉用鶏を作出し、県 特産のおいしい地どり生産振興・所得拡大を図る。

畜産研


 (7)高品質・低コスト飼養管理技術の確立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平11〜14

 未利用資源副産物飼料を組合わせた低コスト肉牛生産技術

・未利用の繊維資源(モミガラ、キノコ廃床等)及び副産物飼料(しょうゆ粕 、菓子)の飼料特性を明らかにし、それらの組み合わせ混合飼料による低コスト 肉牛肥育技術を確立。

畜産研
県単経常
平13〜15

低コスト・高品質豚肉生産のための肉豚の飼料給与技術

・豆腐粕や米糠といった食品副産物などで、低コストに安定して良質の肉豚を 飼養する方法を確立する。

畜産研
県単経常
平12〜14

環境に配慮した高泌乳牛の飼養管理技術の確立

・蛋白質を給与しすぎて尿の形で環境に付加を与えないよう、エサ給与量の適 性化を図り、高泌乳を維持したまま窒素排出量10%の低減を図る。

畜産研
県単経常
平14〜16

乾乳期の飼養管理技術の確立

・乳牛が次の子を産むまでの、搾乳をしない期間の飼養・栄養管理方法を確立することで、出産前後に多く生じる事故(病気等)を防ぐ技術を開発する。

畜産研


3 中山間・佐渡地域に対応した技術開発
 (1)地域特産物の選定と生産システムの確立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平6〜16

 特産果実類の中山間地適応性

・中山間地域に特産となりうる果樹類(ぎんなん、マタタビなど)の優良系統 の選定や樹園地等管理技術を検討し、改善を行う。

中山間農技
県単特別
平13〜15

 中山間地域に対応した地域特産物(山野草・花き等)安定生産技術の開発

・中山間地の地域的特性・資源を活かした特産作物開発のため、ユリの発色促 進技術やタラノキ、ジネンジョ等の系統選抜、オヤマボクチ(ヤマゴボウ)の栽 培法確立などを行う。

中山間農技、高冷地農技
県単特別
平13〜15

 佐渡地域園芸振興のための野菜・花き栽培技術の確立

・佐渡において今後中心となって振興される園芸品目であるイチゴ、メロン、 タマネギ、スカシユリの栽培体系を確立する。

佐渡農技
県単特別
平13〜15

 高標高畑における高度利用阻害要因の解明

・高標高にある畑地においてさらに産地形成を促進するための、労働的・技術 的実態と各種の意向調査を現地と共同で実施し、産地化促進要因の解明と技術的 支援方策の提案を行う。

基盤研究部、高冷地農技、中山間農技、食品研
県単特別
平14〜16

 山菜等有望特産物の生育特性解明と生産システムの確立 

・オオバギボウシ、フキノトウ等各種山菜の栽培体系を確立し、直売所を中心 とする市場外流通方法をマーケティング調査をもとに検討する。

中山間農技、基盤研究部、食研、高冷地農技、(森林研)
県単経常
平14〜16

 観光ニーズに対応したおけさ柿の高品質・高付加価値化栽培技術の確立

・佐渡の重要な観光資源であるおけさ柿を長期間高品質で、安定して供給する 栽培技術・貯蔵技術を、気象と生育・樹勢の関係などから明らかにする。

佐渡農技
県単特別
平14〜16

 地域在来品種の特性把握と特産化に向けた技術開発

・佐渡・中山間地域の在来種(サトイモ、小豆、柿、エダマメ等)の収集を行 い、栽培特性の把握、加工特性の検討を行う。

佐渡農技、園研、食研


 (2)作期拡大と高付加価値化技術の確立
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 園芸ブランド品目・重点品目などの中山間地向け栽培技術の確立

・中山間地に定着またはそれが期待される園芸品目(スイカ、カリフラワー、 ニラ、ユリ、トルコギキョウなど)の適性品種選定、有利販売作型を中心とした 栽培技術体系を確立する。

中山間農技
県単特別
平12〜14

 多積雪地における雪と標高差を利用した農作物の新作型と貯蔵技術の開発 

・有利な市場出荷につながる周年就農を確立するため、標高差、雪等の冷熱を 利用してハウスを夏季冷房し、切り花(チュ−リップ、ユリ)花鉢物(シクラメ ン、コチョウラン)、野菜(レタス)栽培の新作型を開発する。

高冷地農技
県単経常
平12〜14

 高冷地における耕種作物の高品質安定生産技術

・ユリ、スズラン、ニンジン、アスパラガスといった本県高冷地における重要 品目の栽培法を、その生育障害の防止、抑制の視点あるいは環境保全型農業の視 点から確立する。

高冷地農技


4 環境保全型農業推進のための技術開発
 (1)環境調和型農業の展開による農作物生産技術の開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 低コスト・環境低負荷型養液栽培体系の確立 

・養液栽培の装置制御系、ベッド構造の簡易・低コスト化及びモミガラ等天然 系資材の培地利用を図り、閉鎖型養液土耕栽培による果菜(トマト、イチゴ、メ ロン)の栽培体系を確立する。

園芸研、基盤研究部
県単経常
平13〜18

 園芸作物の栄養生理と環境保全型農業に対応した施肥の合理化 

・環境保全型農業において土壌汚染の防止やバランスの良い土壌管理の面から 必要とされる肥料の使用低減のため、作物の栄養生理面と緩効性肥料など新資材 応用面の双方から技術確立を図る。

園芸研
県単経常
平13〜17

 園芸作物病害虫の発生生態と環境に配慮した総合防除技術

・土壌やせん定した枝などに潜在して防除の難しい病害虫や、他県からの侵入 により新たに問題化するアザミウマ類などの病害虫の防除技術を耕種面の改善も 含めて検討し、確立する。

園芸研
国補事業
平10〜14

 大規模経営体における隔測技術を基幹とした低投入型安定栽培の確立 

・大規模・大区画圃場技術として、無人ヘリ等による水稲の生育量、窒素濃度 及び水田の地力ムラの簡易測定・生育予測技術を確立し、それらのムラを補正す る精密施肥作業技術を開発する。

作物研、基盤研究部
国補事業
平11〜15

 いもち病伝染源域の防除による低コスト・環境保全型防除技術の確立

・いもち病平坦少発生地において本田の全域防除をせず、その伝源除去及び伝 染源周辺に限った低コスト・環境保全型防除技術を確立する。

作物研
県単経常
平12〜14

 「トキの住む島」佐渡における環境保全型水稲栽培技術の確立 

・トキの島・佐渡の米の高付加価値化、観光と一体化した農業活性化のため、 有機栽培の実証的確立を図り、慣行栽培法の改善をする。

佐渡農技
国委託
平14〜16

 稲の病害虫省農薬防除技術の体系化と実証 

・コシヒカリILの利用、育苗期に人工種子を使った防除方法等を組み合わせて 広域的に農薬の使用を大幅に低減した栽培を体系化し、低コスト生産、環境負荷 軽減を確立する。

作物研、佐渡農技


 (2)生態系機能を活用した環境保全型農業技術の確立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 有用微生物の機能を活用した有機物資源利用技術の開発 

・堆肥の製造過程を分析し、有用な微生物を特定する。また、微生物や堆肥に 含まれる物質が土壌や植物体に及ぼす有用な効果・影響を明らかにする。

基盤研究部


 (3)堆きゅう肥、食品残査や未利用・低利用資源のリサイクル利用技術の確 立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 有機物資源の地域内循環システムと有機農産物等の生産技術の確立 

・生産者、消費者が合意できる畜廃、食品産業廃棄物、家庭生ゴミの地域内循 環システムを確立し、県有機農産物(野菜)等の認証制度に対応した栽培技術( 堆肥施用、病害虫防除)を開発する。

基盤研究部、園芸研、畜産研
国委託
平12〜16

 家畜ふん尿堆肥成分の簡易測定技術の開発(21世紀エコプロ) 

・家畜ふんと未・低利用有機物資源との混合堆肥の特性と品質を明らかにし、 近赤外分析等による腐熟度及び窒素成分の簡易測定法を確立して、施用土壌中の 動態、肥効特性を究明する。

園芸研、畜産研
県単経常
平13〜15

 水稲有機栽培の拡大に向けた省力・機械化体系の確立 

・環境保全型農業を支援する総合的な作業体系として、有機資材の効率的な散 布方法を検討する。また、吸引や振動といった物理的な作用を利用した、除草や 害虫防除の耕種的方法を開発する。

基盤研究部


 (4)環境汚染物質の吸収低減技術の確立         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単経常
平11〜15

 環境保全型農業における効率的土壌管理技術の確立 

・土壌に対する環境負荷軽減、土壌中のミネラル分制御等、地力維持・増強の ための土壌管理技術を確立する。

基盤研究部


5 食品産業振興のための技術開発
 (1)農産物加工技術の開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 膜・通電加熱・加圧等の技術利用による食品成分の分離、加熱、高品質加工 技術の開発 

・膜利用による漬物調味残液等の再利用、加圧技術による凍豆腐様圧縮携行用 食品の製造等、機器を利用した新食品加工技術を開発する。

食品研
県単経常
平12〜14
 特産野菜・種実等の高付加価値加工技術の開発 

・乾燥トマトなどの貯蔵食品や、エダマメ利用和菓子などの本県特産物利用食 品、有色大豆など未利用材料を利用した醸造食品(味噌など)の開発を図る。

食品研
国委託
平13〜14
 低アミロース米のライスクラッカー利用技術 
・県や国で開発された低アミロース米(もちとうるちの中間の性質の米)につ いて、軽い食感など新しい米菓の開発に適した加工技術を確立する。
食品研
県単経常
平14〜16
 農産物の性状把握と利用拡大技術の開発 

・米、大豆等の県内利用を促進するため、菓子、麺類、新規食品・加工品の開 発技術を確立する。

食品研
国補事業
平14〜15
 県産豆類を利用したパン類・菓子の製造技術開発 

・大豆臭のしない大豆粉の製造技術を開発・応用して、製パンに不向きな国内 産小麦にこの大豆粉を利用して加工性を改善したパン製造法を開発する。

食品研


 (2)ヘルスサポートのための農産物食品生産技術開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 県産果実等からの機能性成分の検索と成分利用食品開発 

・マタタビ、ギンナン等の薬効・機能性成分を検索・同定し、食品利用技術を 開発する。さらに、甲殻類等から抽出した天然防菌・防黴成分の餅、漬物等県産 地域加工食品の利用技術を開発する。

食品研
県単特別
平13〜15

 青刈り稲・再生稲が含有する機能性成分の究明と食品への応用 

・稲体内に含まれる機能性物質を食品に利用するため、品種や栽培条件・生育 ステージと各種成分の含有量の解析、食品に利用する際の条件の設定を行う。

食品研、作物研


 (3)ハイテクによる加工技術の開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
国委託
平14〜15

 食品製造時における微生物の環境に対する飛散評価 

・味噌の製造過程において、使用されるコウジ菌が工場内のどこに、どれくら い飛散するかの評価を行い、その季節変動等を確認する。

食品研


 (4)未利用資源の循環利用技術の開発         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平14〜16

 米糠の有効利用技術の開発 

・県内で大量に排出される米糠を資源として利用するために、米糠を原料とし た生分解性プラスチック原料(乳酸)の大量生産法や含まれる抗菌性物質を利用 した食品素材を開発する。

食品研


6 バイオテクノロジーの活用技術開発
 (1)普通作物育種技術の開発と戦略的な品種育成         
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 DNA解析技術を利用した水稲優良品種の育成 

・DNA分析技術を水稲に用い、複数のいもち病抵抗性遺伝子保持系統、短稈 化遺伝子保持系統を確実かつ迅速に選抜する技術を確立するとともに、有望系統 を選抜育成する。

バイオ部
県単経常
平14〜16
 品種間差異を克服した葯培養法の開発による水稲新品種育成 

・イネの画期的品種育成に要する年月短縮のため、最適な組織培養培地を開発 し、この培地を利用した改良葯(花粉)培養法を確立する。

バイオ部
県単特別
平14〜16
 コシヒカリの良食味に関する遺伝情報の選抜マーカー化 

・コシヒカリの特徴である低タンパクなどの性質に注目し、それらに関する遺 伝情報を読み取って、イネ育種上利用できる選抜マーカーとして開発する。

バイオ部


 (2)園芸作物育種技術の開発と戦略的な品種育成
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平13〜15

 細胞融合と培養変異を利用したネギ等の新品種の育成 

・さび病等病害抵抗性、とう立ちしにくいネギ新品種を開発するためにネギ近縁 種との細胞融合、突然変異育種方法を確立し、優良系統を作出する。(産学官)

バイオ部、園芸研
県単経常
平14〜16

 バイオテクノロジーによる園芸作物の育種に不可欠な組織培養法の確立 

・新潟県の主力園芸品目(チューリップ、アザレア、エダマメなど)の画期的品 種開発のために必要な、組織培養技術を開発・確立する。

バイオ研究部
県単特別
平14〜17

 染色体倍加、変異処理によるチューリップ、ユリの画期的品種の育成

・薬剤処理による染色体の倍加や、X線照射等による突然変異を利用して鑑賞性 の向上、各種形質を改善して高い価値を付加したオリジナル品種を育成する。

園芸研
県単特別
平14〜17

 中山間地域支援のためのバイオ技術を活用した特産作物の作出

・ユキワリソウ、ヒメイワダレソウ、トキソウなどの中山間地向け山野草を組織 培養技術による大量増殖や変異体作出によって高付加価値化・特産化する。

バイオ部、高冷地農技、中山間農技


 (3)機能性食品素材等の開発
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平14〜16

 テロメラーゼ阻害を作用機序とする食品素材の研究・開発 

・ガン予防や細胞老化防止に関係する酵素であるテロメラーゼを阻害する活性を 持つ物質を含む機能性食品を検索し、その作用の仕組みを解明、食品加工に利用 する際の安全性等を評価する。

食品研


 (4)受精卵移植技術による高能力家畜の生産拡大
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署
県単特別
平12〜14

 新たなホルモン調節手法を用いた牛採卵技術の開発 

・優良受精卵安定確保のため、採卵を阻害する主席卵胞の除去・ホルモン調節に よる効率的な過剰排卵処置法を開発し、移植可能胚回収率を10%向上できる新た な採卵成績向上技術を開発する。

畜産研
県単経常平12〜14

 排卵誘起を用いた人工授精プログラムの低コスト化 

・現行の高コストな乳牛発情・排卵誘起方法に替わる人工授精プログラムをホル モン処理などの面から開発する。これにより確実な妊娠を可能にして20%の経費 (種付け経費等)節減を図る。

畜産研
県単特別平14〜16

 バイテク手法を用いた受精卵培養法の確立

・高能力牛の受精卵確保のために、受精卵の損傷評価法の開発、培養・保存法の 開発・改良を行う。

畜産研


7 連携研究
財源区分
及び
実施年度
研究課題名及びその内容 担当部署

平14〜18

 発酵技術を利用した新食品の開発 

・紅藻類の機能成分を利用した新しい各種食品の試作と保存技術を開発する。

(水産研)、食品研

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