越後姫

 新潟の冬は気温が低く日照量が少ないなど、イチゴの生育にとって過酷な天気が続きます。「とよのか」「女峰」など、暖地産品種は生育停滞・開花不良となり、収量・品質が低下します。園芸研究センターでは、新潟の気候に適し、2月〜6月の収穫期間を通して高品質・安定収量が得られるイチゴ「越後姫」を育成しました。
 果形は短円錐〜円錐。大きさは15〜17gで揃いがよく、L以上比率が高い。果実は「とよのか」より硬く鮮赤色で光沢がよい。種子間隔が広い。糖度10〜11%・酸度0.5%前後で肉質滑らか多汁で、バランスのよい豊かな香りを持ちとてもおいしい品種です。



栽培特性

形態的特徴:草姿は立性で草丈は「宝交早生」より高く、草勢が強い。小葉は円形大型濃緑色で、露地での分げつは少ない。

生態的特徴:花芽分化期は10月上旬、促成栽培での開花期は「とよのか」より遅い。休眠は浅く、株のわい化程度は少ない。やや高温条件を好む。

病害抵抗性:うどんこ病に対してり病性で「とよのか」並に発病する。その他病害に対しても特に抵抗性を持っていない。

作型適応性:促成及び半促成に適応する。早熟・露地・株冷抑制栽培には適応しない。

【品種登録日】平成8年10月15日
【連絡先】 農業総合研究所園芸研究センター  電話 0254-27-5555

もどる