家畜ふん堆肥化副資材としてのシュレッダー裁断紙の利用

[要約]

 水分の高い乳牛ふん堆肥化副資材としてシュレッダー裁断紙が利用できる。廃汁が少なく、高温を持続でき、製品堆肥の取り扱いがよい。

[背景・ねらい]

 水分の高い乳牛ふんの堆肥化にはオガクズ、モミガラ等副資材が必須であるが、近年入手が困難となりつつある。そこで、これらに替わる資材として、都市ゴミであるシュレッダー裁断紙の特性を示す。

[成果の内容・特徴]

  1. シュレッダー紙を乳牛ふんの副資材として利用した場合、モミガラを利用した場合に 比べ、最高温度が高く、高温の持続期間が長い(図)。
  2. シュレッダー紙を乳牛ふんの副資材として利用した場合、廃汁が少ない。(表)。
  3. 堆肥化時のアンモニア臭が少ない(表)。
  4. シュレッダー紙−乳牛ふん堆肥は、粒度が粗く、べとつかない(写真)。

[成果の活用面・留意点]

  1. 大量の副資材が必要である「家畜排泄物法」対策に活用できる。
  2. モミガラを用いた場合に比べ、初期容積重が高く嫌気発酵しやすいので、混合量また は切り返し頻度に留意する。
  3. シュレッダー紙−乳牛ふん堆肥の施用効果は不明である。

[具体的データ]

図 温度の変化
表 堆肥化に伴う経時的変化
シュレッダー紙+牛ふん堆肥 モミガラ+牛ふん堆肥
シュレッダー紙+牛ふん堆肥        モミガラ+牛ふん堆肥

[その他]

研究課題名:有機物資源の地域内循環システムと有機農産物の生産技術の確立
予算区分 :県単特別
研究期間 :平成12年度
発表論文等:なし

農業総合研究所畜産研究センター 環境飼料科

連絡先

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FAX 0256-46-4865

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